こんにちは。毎回見てくださってありがとうございます。
しとしと降る雨をベランダからぼんやりと眺めるのは、「少しだけ心が休まるなぁ…」と渋茶のようなシブすぎる つぶやきをした しあすさです。
体重が2キロも増えたので、お腹が霜降り肉状態です。なんとかなならいかな~💦
さてここからは、最近読んだ本の「ここまでわかった 催眠の世界」萩原優、保江邦夫 共著 から少し書いてみたいです。
この本は退行催眠などの医療的な催眠についても書かれていますが、いわゆる催眠全体についてのお二人の対談本です。ここから興味深いと思ったことについて、少しだけ引用要約させていただきます。
催眠とは潜在意識が優位になることで、脳がアルファ波になっている状態だそうです。副交感神経が優位のゆったりした状態、または我を忘れて興奮しているようなときも催眠状態というそうです。頭で分析などをしていない状態の時です。
ここで保江先生があるエピソードをおっしゃっています。
学生時代、ドイツ語の単位を落とすほどドイツ語が苦手だったそうです。フランス語はなんとか話せたのですが、ドイツ語はだめだったそうです。
あるとき保江先生がお父様と一緒に車でオーストリアに旅行したとき、泊まるホテルが見つからなくて、山岳道路の入り口のゲートにある料金所にいたおじさんに聞いたのですが、フランス語が通じなくて、ドイツ語で喋ってきたので、わかったふりをして、ほかの人に聞けばいいだろうと思ったそうです。
探し回ってほかのフランス語がわかる人にも聞いたのですがホテルは見つからず、そのうちに日も暮れはじめ、途方に暮れて、また先ほどの料金所まで戻り、ドイツ語しか話せない おじさんに再度聞いたそうです。
保江先生はフランス語で何度も問いかけていたら、向こうもドイツ語で必死で説明してくれたそうです。
すると保江先生、なぜか不意にその言葉の意味がわかったそうです。おじさんと保江先生の目がピタッと合ってから、彼のドイツ語が理解でき、その通りに行ってみたら、まさしくそこにホテルがあったそうです。
これは無我夢中で必死だったので、潜在意識でつながって、理解できたのではないか、とおっしゃっています。
催眠状態は何か特別なものと捉えられているが、実際は普段習慣的にやっていることも、すべて催眠なのではないか、とおっしゃっています。
歩くとき、階段を降りるときなど、意識し過ぎると足がもつれてしまったりします。つまり無意識の方がこうゆうことはうまくできたりするのです。
そして思い込みも自己催眠なんだそうです。よくない思い込みを、いい思い込みに変えられると、それは引き寄せの法則にもつながることになるのかもしれません。
また催眠状態になると、集合意識を介して、いろんな魂や存在たちともつながれるそうです。そしてエゴが少ない人ほど、潜在意識とつながりやすいそうです。
保江先生は合気道をやられておりますが、合気道では体の小さい人が体格にいい人を投げ飛ばしたりしてしまいます。
保江先生は 昔「ワル」という漫画を読まれていて、それはめっぽう喧嘩に強い少し悪い少年のお話なのですが、その少年が少年院に入れられたとき、一見弱そうな人物に完膚なきまでにやられてしまいました。その時に感じたことが「合気道は催眠術だ」ということだったそうです。ワルは自分が催眠術にかけられていることに気づき、思いっきり自分の腕を短い鉄棒で叩くことによって、その痛みによって術を解き、喧嘩に勝ったというエピソードがあったそうです。
保江先生は若いころそれを読み、合気道と催眠について研究するようになったそうです。合気道の術をかけているとき、脳は前頭前野が働き、ドーパミンがたくさんでていて、脳波はアルファ波優位だったそうです。
それを取得すると、小さい女性でも、大柄な人を投げられたりするそうです。
しかもその女性の傍に行くと、催眠が移るせいか、それまでできていなかった人が同じように軽々と技を決められるようになるそうです。
あの宮本武蔵も「五輪の書」で「うつらかす」という言葉を使っているそうです。あくびや眠りが移るように、こちらがゆるりとなって見せれば、相手も緩むそうです。移ったと思ったときに、心を空にして仕掛ければ勝利を得られる、というわけだそうです。
ここまでが引用です。
興味深いお話でしたよね。催眠状態は人に“移る”というのには目からうろこでした。
そういえば、幽霊やいろんなものが見える人の傍にいると、自分も見えるようになる、というのは何度か聞いたことがありますよね。
人の意識は、顕在意識が5~10%で、潜在意識が90~95%で、その下に人類に共通する、集合的無意識があるそうです。そこで個体どうしでも潜在意識レベルでつながると、いろんなことが起きるということなんですね。おもしろいです。
なんにおいても、催眠状態というか無意識のフロー状態というものはすごい威力を発するということなんですね。
わしも合気道の達人の傍にいて、それをうつらかしてもらいたいです。大きな人を投げ飛ばせたら気分よさそうだな~。
今回の漫画は、日々にしあすさが経験したことを描いています。
前回の「仁義なき決め事①」の記事はこちらです。まだ読まれていない方はこちらからどうぞ。
皆さんの応援は、心の糧です。応援よろしくお願いします。描いている漫画には時間差がありますが、それを考慮して読んでくださるとうれしいです。これからも応援よろしくお願いします。
実際、「シャイなんで理事長できません」って聞いた時は、「どんな理由だよっ!」って突っ込み入れたくなりましたが、今思うと本人にとっては大変なことなのかもしれません。みんないろんな事情があるみたいです。スペースの関係や個人情報の関係でここには書けませんが、続きは次回でお願いします。
☆ダダダの人の人となりの記事はこちらです。
☆奪衣婆さんの記事はこちらです。